ゼム酵素とは、ZEOLITE(ゼオライト:沸石)とENZYME(酵素)の合成語です。
ゼム酵素は、パイナップルを主体とした数種の果汁から抽出した酵素に補酵素となるミネラル分として、ゼオライトを加え数週間の発酵過程を経て抽出したものです。
ゼム酵素は様々な脱作用に優れ、平常温領域での分子結合の切断及び組み換え等を行う触媒物質として機能します。 その強度の分解能によって硫化水素やアンモニアをはじめとする様々な悪臭元に対して常に優位な触媒作用を保持しますので、悪臭ガス分解による急速な無臭化を実現します。
ゼム酵素は補酵素となる「ミネラル」を多種、そしてバランスよく配列しており、各種ミネラルイオンとの相乗効果によって効率の良い吸着分解、水分子結合強化等による汚水・汚泥の高速浄化を行います。 排水のBOD/CODの降下補助作用にも優れ、極めて優秀な生理活性化を実現します。
ゼム酵素の優れた陽イオン交換能が、育成・熟成・代謝機能促進等々の優れた効果を発揮します。
BOD:生物科学酸素要求量 COD:科学的酸素要求量
ゼムの原酵素が平常温領域で分子の組み替えを行う事は、原因を元から分解除去する機能に通じ、また対象物内の糖分を急速にブドウ糖化、リグニン等の高分子体急速解体によって顕著な生理活性化が得られ、有用微生物群の増殖活性化を図ります。
同時に排除すべき病害菌の選択的な抑制作用があります。
ゼム酵素名称の由来は、酵素にとっての補酵素となるミネラル分として、ゼオライトを採用した事による。
ZEOLITE(ゼオライト:沸石)とENZYME(酵素)の合成語である。
製造の過程はパイナップルを主体とした数種の果汁に、効能とそれら効能の発現温度環境を考慮して選択した数種の植物群を組み合わせ、それに前述したゼオライトを加え、数週間の発酵過程を経て抽出されたものである。
 
これらが植物由来である事から、植物自身が自然界で獲得した自己防衛反応によって、有害な物質を分解除去あるいは病害虫などを忌避させる等の、様々に複雑な生体防御反応を身につけており、また逆に自身の生育に有用なものを増殖させ、あるいは活性化させる能力をも獲得している。 そしてそれらの情報が生命現象に深く関わる「酵素」にインプットされているものと考えられる。
また酵素においては、これらの機能性を向上させる「補酵素」としてミネラルが重要な役割を果たしている事も良く知られている。
ゼム酵素は特に、
脱水素作用・脱塩素作用に優れ、続いて脱炭酸・脱酸・脱アミノ作用などが見られる。
この脱作用は分子結合を効率的に切断するものであり、ゼム酵素が強度の分解能を有することを証明するものでもある。
ゼム酵素は様々な効果を有し、例えば消臭で言えばアンモニア・トリメチルアミン・メチルメルカプタン・硫化水素・タンパク腐敗臭等を殆ど同時に消臭できるのみならず、トルエンやキシレンに代表されるVOC(揮発性有機化合物)類の分解除去にも大きな効果を発揮する。
それはゼム原酵素が分子の組み替えを平常温領域で行い、原因を元から分解除去する事に起因するためである。
更に有用菌群の増殖活性化が顕著になるのは、原酵素が含糖分のブドウ糖化を急速に進行させ、且つ
リグニン等の高分子体の急速解体にも起因して、自然への回帰条件が整ってくるためである。
 
 ゼムは、生命現象に深く関与する「ミネラル」をバランス良く配列し、ミネラルイオンとの相乗効果によって化学反応など他の諸反応とは比較にならない効率の良さで反応吸着、分解除去(無害化)反応を示し、生理活性化を図る。
更に混合されたゼオライトの機能を、酵素としてのゼムが助長させる陽イオン交換能は、育成から熟成そして代謝機能促進へと優れた効果として発揮され、同時にこの効果が作用して、ミネラルの側から見ても全く新しい素晴らしい効果も発現されるのである。
ゼム酵素使用によってその初期段階から観察される際立った効果は、以下に示す通りである。
上記ゼム酵素の特徴において、2.病害菌群の抑制3.有用微生物群の増殖活性化が並列して記載されており、この部分に対する疑問の問い掛けが多いので、ここでこの問題を明確化する。
例えば酸素を要求する好気性微生物を活性化させるために曝気システムを充実させたとした場合、それを見て「何故好気性微生物が活性化するのに嫌気性微生物は活性化しないのか?」と言う問い掛けは起こり得ない。
菌の世界では好気嫌気のように180度対比した分類が為される。
別の視点から見たグラム陽性菌・グラム陰性菌と言う分類も同様である。
その正反対の分類による結果が、このように選択的な機能発現に関与しているのではないかと思われる。
 
ゼム酵素は植物由来であり、植物が自己防衛の選別機能として酵素機能を活用していると考える。
植物にとって有害な菌は寄せ付けず、植物の生命現象に関わる有用菌群などは働きを活性化させる。
その場合、前者が植物だけでなく人間社会全般にとって有害であり、逆に後者は総括的に有用と認知される働きを示してくれるのではないかと思われる。
植物の自己防衛機能が、酵素によって人類にも貢献してくれる事となる。
ゼム酵素が選択的に効果を発揮する理由がここに考えられるのである。
まさに植物の生きる力がくれたパワーである。